し ろ う さ ぎ

悪いのは…あたし



なんだろう……この焦燥感……。

斎川君は一体何を見ているの……?




「駄目って……!
そんなことあたしは思わない!
だから別れるなんて……言わないで……」



そんなことあたしだって思ったりするよ……?


でもそれでも斎川君といたいから……自分を変えたい。


そう思わせてくれるのはいつも斎川君のお陰なのに……。


そんな人がいなくなったら……あたしは……




「……ううん。
オレじゃ……千鶴を幸せにしてあげられないんだ」

< 284 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop