し ろ う さ ぎ




……止めなきゃ。

もし、この確証が事実なら……

絶対に斎川君を死なせちゃ駄目だ。




「……そうだね。
ねえ……紗耶……」


「ど、どうしたの?
えらく声硬いけど……良くないこととか考えてないでしょうね!?」


「……ううん、違うよ。
斎川君の家って……分かる?」


「分かる……けど。
ま、まさか今から行くつもり……?」


「大丈夫だから」


< 305 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop