し ろ う さ ぎ
急に熱のこもったあたしを見て、斎川君は目を細めてフッと笑う。
「あ、な、なんか朝からうるさくてごめん……」
「朝から元気なのはいいことだよー」
「……斎川君は?」
「んー?」
「UFO、信じるタイプ?」
「そうだなぁー。
実際に見たら信じるかも」
「あ、じゃあ信じないタイプなんだ!」
「でも笠井さんがそこまで力説するなら存在するのかもね」
ちょっぴりからかうような口調にボッと頬が赤くなった気がした。
「ふはは。
また顔赤くなったー」
「き、気のせいですぅー……!」