いつかのあたしへ
*それぞれの不安
*修*
俺は話しを聞いた後、
楓ちゃんを
抱きしめた。
すごく楓ちゃんの
気持ちが伝わってきて。
*楓*
「生きててよかったね」
そんな言葉を
かけてくるメガネ。
傷を見せたとき
声をあげず、
静かに抱きしめてくれた。
「でも秀がいなくなったら、
あたし生きていけないんだよ。
1人で過去と向き合って
いくなんて、怖いよ・・・」
「大丈夫だよ」
「根拠のないこと言わないで」
「大丈夫」
「なによ~馬鹿メガネ」