白馬に乗った上司様!?
共犯へのお誘い
仕事終わり、ロッカーで着替えながらため息が出た。
「こんな展開になるなら、もうちょっとオシャレしてくれば良かったな」
シンプルなオフホワイトのニットにネイビーの膝丈スカートは通勤服としては標準的だけど、女子度は低い。メイクだって社会人として最低ラインはクリアしてるだろうけど、地味なのは否めない。でも華やかにしようにもテクニックがないからこれ以上頑張っても厚塗りになるだけだし……。
まさか今から洋服を買いに行って着替えるなんて出来ないし、行けたとしても私にセンスの良いな服が選べるとも思われない。
どうしようもない後悔に苛まれつつ着替える私の耳に少し離れた場所から楽しげなおしゃべりが聞こえてきた。
「ね、で、昨日の合コンはどうだったの?」
「えー?ハズレだったよぉ。一流商社勤務って聞いてたから張り切って行ったのに、最悪だったぁ」
「ざんねんだったねー。まーた嘘ついて、西春さんに残業代わってもらったのに」
「だってぇ、西春さん全然お局様っぽくないから、頼んだら全然やってくれるんだもーん。これはもう、頼まない方が失礼じゃない?」
「こんな展開になるなら、もうちょっとオシャレしてくれば良かったな」
シンプルなオフホワイトのニットにネイビーの膝丈スカートは通勤服としては標準的だけど、女子度は低い。メイクだって社会人として最低ラインはクリアしてるだろうけど、地味なのは否めない。でも華やかにしようにもテクニックがないからこれ以上頑張っても厚塗りになるだけだし……。
まさか今から洋服を買いに行って着替えるなんて出来ないし、行けたとしても私にセンスの良いな服が選べるとも思われない。
どうしようもない後悔に苛まれつつ着替える私の耳に少し離れた場所から楽しげなおしゃべりが聞こえてきた。
「ね、で、昨日の合コンはどうだったの?」
「えー?ハズレだったよぉ。一流商社勤務って聞いてたから張り切って行ったのに、最悪だったぁ」
「ざんねんだったねー。まーた嘘ついて、西春さんに残業代わってもらったのに」
「だってぇ、西春さん全然お局様っぽくないから、頼んだら全然やってくれるんだもーん。これはもう、頼まない方が失礼じゃない?」