白馬に乗った上司様!?
「でさ、部長への移動の根回しは俺や旭野がするんだけど、中村さん本人が移動に前向きになってくれた方がベストでしょ?その手伝いを西春さんにお願いしたいと思ったんだ」
「前向きになるお手伝いですか。具体的には?」
「まずね、中村さんに頼まれた仕事を引き受けないで欲しいんだ。その理由付けに、西春さんにはちょっと大きな仕事をお願いするつもりなんだけど、それをお願いすると結構残業が多くなる。いいかな?」
「はい、残業は構いませんが‥‥もしかして、今日のお話の主題はそこでしたか?」
「うん。でもその前に中村さんの悪口が止まんなくて、西春さん怒らせちゃった。ごめん」
「いえ、あの私こそ最後まで聞かずに申し訳ありませんでしたっ!」
さっきまでとは種類の違う自己嫌悪が止まらない。
そりゃそうだよ!菊里課長と旭野主任が私誘って中村さんの愚痴を聞かせるだけの訳ないのに!
申し訳無さすぎて深々と頭を下げたら、目の前の課長が慌てて私の肩を掴んだ。
「前向きになるお手伝いですか。具体的には?」
「まずね、中村さんに頼まれた仕事を引き受けないで欲しいんだ。その理由付けに、西春さんにはちょっと大きな仕事をお願いするつもりなんだけど、それをお願いすると結構残業が多くなる。いいかな?」
「はい、残業は構いませんが‥‥もしかして、今日のお話の主題はそこでしたか?」
「うん。でもその前に中村さんの悪口が止まんなくて、西春さん怒らせちゃった。ごめん」
「いえ、あの私こそ最後まで聞かずに申し訳ありませんでしたっ!」
さっきまでとは種類の違う自己嫌悪が止まらない。
そりゃそうだよ!菊里課長と旭野主任が私誘って中村さんの愚痴を聞かせるだけの訳ないのに!
申し訳無さすぎて深々と頭を下げたら、目の前の課長が慌てて私の肩を掴んだ。