白馬に乗った上司様!?
緑ちゃんと一緒に歩きながら、前を行く課長の背中を見つめる。さっきのは聞き間違い……じゃないよね?
ざわざわしっぱなしの私の胸中なんてお構いなしに、打ち合わせ室についた菊里課長は淡々と説明していく。
今回のプロジェクトの基本情報、現在の状況、それぞれの担当。でもそれらはやっぱり緑ちゃんへの説明で、私が同席している意味はない。
瞳を輝かせながら熱心に聞いている緑ちゃんの隣で私も一応情報をメモしていくけど、これが必要になる時が来ることはないんだろうなぁという気持ちは消せないでいる。
「杉山さんへの説明はこれくらいかな。で、ここからは西春さんへの説明」
突然の言葉にメモに落としたままの視線をあげると、課長がにこりと私を見ている。
「私、ですか?」
「うん。西春さんもさっきの部長の話だけでは自分が何で呼ばれたのか分からないでしょ?」
「はい。正直、全く分からなくて…」
ざわざわしっぱなしの私の胸中なんてお構いなしに、打ち合わせ室についた菊里課長は淡々と説明していく。
今回のプロジェクトの基本情報、現在の状況、それぞれの担当。でもそれらはやっぱり緑ちゃんへの説明で、私が同席している意味はない。
瞳を輝かせながら熱心に聞いている緑ちゃんの隣で私も一応情報をメモしていくけど、これが必要になる時が来ることはないんだろうなぁという気持ちは消せないでいる。
「杉山さんへの説明はこれくらいかな。で、ここからは西春さんへの説明」
突然の言葉にメモに落としたままの視線をあげると、課長がにこりと私を見ている。
「私、ですか?」
「うん。西春さんもさっきの部長の話だけでは自分が何で呼ばれたのか分からないでしょ?」
「はい。正直、全く分からなくて…」