白馬に乗った上司様!?
気付いてはいけない気持ち
「ビックリした?」
定時から1時間後、小さな居酒屋さんの座敷で私の真正面に座った菊里課長はイタズラが成功した子供のように嬉しそうな顔をしている。
「……ビックリしました」
「どれが?」
「どれも、です」
板前さんが威勢の良い返事をするのも、優しそうな笑顔の女将さんがビールを運んでくれるのも『みやび』は前に来た時とまったく同じ。違うのは菊里課長が私の真正面に座っている事と2人っきりな事だ。
「それは良かった」
満足気に言ってビールを飲む課長を小さく睨む。
「良くないです」
「そんな怖い顔しないでよ。俺としては計画が順調にスタート出来てほっとしてるんだからさ。まぁ、西春さんを驚かせられた事も満足してるけど」
「驚きましたし、まだ理解も出来てません。だから、説明してください」
定時から1時間後、小さな居酒屋さんの座敷で私の真正面に座った菊里課長はイタズラが成功した子供のように嬉しそうな顔をしている。
「……ビックリしました」
「どれが?」
「どれも、です」
板前さんが威勢の良い返事をするのも、優しそうな笑顔の女将さんがビールを運んでくれるのも『みやび』は前に来た時とまったく同じ。違うのは菊里課長が私の真正面に座っている事と2人っきりな事だ。
「それは良かった」
満足気に言ってビールを飲む課長を小さく睨む。
「良くないです」
「そんな怖い顔しないでよ。俺としては計画が順調にスタート出来てほっとしてるんだからさ。まぁ、西春さんを驚かせられた事も満足してるけど」
「驚きましたし、まだ理解も出来てません。だから、説明してください」