明日が来るなら
第一章
私は、小学校の時から

死にたいって思っていた。

でも、それを実行する勇気がなかった。

だって、死ぬのがこわいって心のどこかでおもっているから。

でも、もしも、

私が、死んでいなくなったら、

私が、病気で私じゃなくなったら、

いったい誰が悲しむの。

私の家族は、私に無関心だった。

何をしていても無関心。

小学校の参観。

みんなのお母さん、お姉さん、お兄さん、お父さん

家族が見に来ていたけれど、

私の家族は中学校に入っても来ることはなかった。

けれど、高校は、勝手に決められていたし。

何がしたいのか全然わからなかった。

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