明日が来るなら
机の上に、ごみが。

その教室についた時間の授業は

国語だった。

遅れて入って、その状態だったら普通帰ると思うんだけれど、

私は、普通にごみをもって捨てに行った。

捨てに行っただけ、

(あ、うざ。)心で思った。

口に出したらダメだから。

先生に何立ち歩いてんの。って怒られた。

きて、机にごみがあるから、捨てに行っただけじゃん?

いまするな、っていうのはわかるけどさ、

授業受けれないんだよ。

ごみがあると。

それをわかってほしいって思った瞬間だった。

でも、それ以来かな、その学校に行かなくなったのは。

完全なる不登校。

毎日、先生からの電話。

毎日、親から怒られた。

けど、ある時、親に話した。

すべてを。

じゃあ、好きにしていいよって。

初めて真剣にお母さんが話を聞いてくれた。

初めて、学校の話を、聞いてくれた。

嬉しかった。

けど、学校には行かなかった。

夜まで起きていて、朝寝て、

お昼まで寝て。

夕方からバイトに行くっていう生活をずっとしていた。
< 7 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop