銀髪の王太子は訳あり令嬢に愛を乞う ー 今宵、お前を必ず奪い返す
11、彼との約束
「ん……う〜ん」
カーテンの隙間から差し込む日差しを感じて目が覚めた。
目を擦りながら開ければ、横にジェイの姿はない。
「……もう起きたの?」
彼の姿を探そうとして、ベッドから上体を起こす。
毛布がバサッと落ちて空気にさらされる肌。
少し鳥肌が立って、裸だったことに気づく。
身体中にジェイがつけた鬱血痕。
それは、彼が私を愛した証拠。
ジェイに抱かれたのは夢ではなかった。
彼が私の身体で触れなかった場所はない。
昨夜のことを思い出し、顔の熱が一気に上がった。
「きゃあー!」
小さく叫んで毛布で身体を隠す。
嬉しくて死ぬそうだけど、恥ずかしい〜!
今、ジェイがベッドにいなかったことに感謝すべきかもしれない。
どう顔を合わせたらいいのかわからないもの。
少し傷が痛んで腕に目をやると、彼が薬を塗ったのか布が綺麗に巻かれていた。
カーテンの隙間から差し込む日差しを感じて目が覚めた。
目を擦りながら開ければ、横にジェイの姿はない。
「……もう起きたの?」
彼の姿を探そうとして、ベッドから上体を起こす。
毛布がバサッと落ちて空気にさらされる肌。
少し鳥肌が立って、裸だったことに気づく。
身体中にジェイがつけた鬱血痕。
それは、彼が私を愛した証拠。
ジェイに抱かれたのは夢ではなかった。
彼が私の身体で触れなかった場所はない。
昨夜のことを思い出し、顔の熱が一気に上がった。
「きゃあー!」
小さく叫んで毛布で身体を隠す。
嬉しくて死ぬそうだけど、恥ずかしい〜!
今、ジェイがベッドにいなかったことに感謝すべきかもしれない。
どう顔を合わせたらいいのかわからないもの。
少し傷が痛んで腕に目をやると、彼が薬を塗ったのか布が綺麗に巻かれていた。