銀髪の王太子は訳あり令嬢に愛を乞う ー 今宵、お前を必ず奪い返す
誰か入ってくる?
あたふたする私を面白そうに見て、ジェイはノックの相手に返事をした。
「入れ」
……嘘でしょう!
私もいるのに、入室の許可なんかしないでよ。
下着姿なのに〜!
「何でそんな返事するの!」と口パクで文句を言えば、彼はニヤリとしながら私の身体を弄ぶように撫でる。
「あぁ……⁉︎」
また変な声が出そうになって慌てて手で口を押さえると、誰かの咳払いが聞こえた。
「……コホン。お楽しみのところ申し訳ない。コンラッド男爵家のメイドが着替えを持って面会に来ているんだが」
ジェイの身体の陰に隠れて現れた男を見れば、それは寺院に突入してきた赤髪の近衛兵。
警戒してジェイの身体にしがみつき顔を隠すと、彼は私の身体に毛布を被せ、「あともう少しで陥落させられたのにな」と少し残念そうに微笑する。
あたふたする私を面白そうに見て、ジェイはノックの相手に返事をした。
「入れ」
……嘘でしょう!
私もいるのに、入室の許可なんかしないでよ。
下着姿なのに〜!
「何でそんな返事するの!」と口パクで文句を言えば、彼はニヤリとしながら私の身体を弄ぶように撫でる。
「あぁ……⁉︎」
また変な声が出そうになって慌てて手で口を押さえると、誰かの咳払いが聞こえた。
「……コホン。お楽しみのところ申し訳ない。コンラッド男爵家のメイドが着替えを持って面会に来ているんだが」
ジェイの身体の陰に隠れて現れた男を見れば、それは寺院に突入してきた赤髪の近衛兵。
警戒してジェイの身体にしがみつき顔を隠すと、彼は私の身体に毛布を被せ、「あともう少しで陥落させられたのにな」と少し残念そうに微笑する。