オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
頭の中に思い描く顔はただ一人、浩太郎さん。
いつも堂々とし芯の強い人仕事はもちろん、人望も厚い。
それはみんなが知ってる浩太郎さんだ。
だけど私といるときの彼は高いところが苦手だったり、意外と照れ屋さん。
「じゃあ宮園さん、今思い描いている大好きな人が目の前にいると想像してとびきりの笑顔をこちらに見せて」
私はゆっくりと目を開けた。
するとカメラのすぐ横に私の大好きな浩太郎さんが立っていた。
私を見つめる優しい笑顔に……胸がキュンしたその時だった。
「よし!OKちょっとチェックしてみよう」
「え?」
それは目を開いて数秒のことだった。
まさか仕切り直してすぐにOKと言われるなんて思わなかった。
カメラの後ろではスタッフがパソコンの画面で写真のチェックをしている。
スタッフさんたちの険しかった顔は消えていた。
するとリーチェの担当者さんが駆け寄ってきた。
「宮園さんOKです。すごくいい写真撮れました。ありがとうございます」
「は、はい。それはよかった……です。でも撮影長引かせてしまってすみませんでした」
「いいんだって結果オーライですよ。でも宮園さんの彼氏さん素敵ですね」
「え?」
「だって宮園さんの彼ってこんな素敵な笑顔にさせるほど素敵な人なんでしょ?愛の力ってすごいですね」
「え?……いや……そんなんじゃ」
否定しながらも私の顔は熱かった。
いつも堂々とし芯の強い人仕事はもちろん、人望も厚い。
それはみんなが知ってる浩太郎さんだ。
だけど私といるときの彼は高いところが苦手だったり、意外と照れ屋さん。
「じゃあ宮園さん、今思い描いている大好きな人が目の前にいると想像してとびきりの笑顔をこちらに見せて」
私はゆっくりと目を開けた。
するとカメラのすぐ横に私の大好きな浩太郎さんが立っていた。
私を見つめる優しい笑顔に……胸がキュンしたその時だった。
「よし!OKちょっとチェックしてみよう」
「え?」
それは目を開いて数秒のことだった。
まさか仕切り直してすぐにOKと言われるなんて思わなかった。
カメラの後ろではスタッフがパソコンの画面で写真のチェックをしている。
スタッフさんたちの険しかった顔は消えていた。
するとリーチェの担当者さんが駆け寄ってきた。
「宮園さんOKです。すごくいい写真撮れました。ありがとうございます」
「は、はい。それはよかった……です。でも撮影長引かせてしまってすみませんでした」
「いいんだって結果オーライですよ。でも宮園さんの彼氏さん素敵ですね」
「え?」
「だって宮園さんの彼ってこんな素敵な笑顔にさせるほど素敵な人なんでしょ?愛の力ってすごいですね」
「え?……いや……そんなんじゃ」
否定しながらも私の顔は熱かった。