オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
「昨日かなり酔ってたから知らないかもしれないけど、元カレの愚痴を言ってたときたまたま後ろを向いたら副社長がいることに気付いて軽く会釈したんだけど…副社長ずっと遥の方見てたんだよね~~。それに昨日の飲食代だって払ったのは副社長だよ」
「え?」
てっきり里香子が立て替えてくれたとばかり思っていた。
すると里香子が話を続ける。
「帰り際『彼女の事頼む』って私にだけ聞こえる様に言ったんだけど、遥と言い合いしてるときとは全然違う優しい声で、びっくりしたんだよね。ま~何にせよ別に結婚するわけじゃないんだし、そんなに堅く考えなくてもいいんじゃない?」
本当はあ~でもない、こうでもないことを里香子に聞いてもらい、理解して欲しかったけどここまで応援されたら何を言っても無駄なんだろう。
私はこれ以上何も言えなかった。
「え?」
てっきり里香子が立て替えてくれたとばかり思っていた。
すると里香子が話を続ける。
「帰り際『彼女の事頼む』って私にだけ聞こえる様に言ったんだけど、遥と言い合いしてるときとは全然違う優しい声で、びっくりしたんだよね。ま~何にせよ別に結婚するわけじゃないんだし、そんなに堅く考えなくてもいいんじゃない?」
本当はあ~でもない、こうでもないことを里香子に聞いてもらい、理解して欲しかったけどここまで応援されたら何を言っても無駄なんだろう。
私はこれ以上何も言えなかった。