オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
「今日は昨日のお詫びも兼ねて宝デートらしくはなかったが、今度はちゃんとしたデートにするから」
帰り際、次のデートに誘われてしまった。
「あの……さっきも言いましたがまだ気持ちの切り替えができないというか……」
「そんな事なら安心しろ。俺が気持ちを切り替えさせるから」
お断りしようと遠回しに言ってみたがあっさり却下された。
しかしこの自信がどこから来るのだろう。でもこのぐらいの自信がなきゃ副社長なんてやれないんだろうな~~って悠長なことを言ってる場合じゃない。
ここはもう一度、丁寧かつストレートにお断りしなければと思い口を開きかけると「スマホ」と言いながら手を差し出してきた。
なんだと思いながらもスマートフォンを取り出すと「080-○○○○-××××」といきなり番号を言い出した。
「え、え?」
咄嗟の事でわけがわからず戸惑う私に副社長は「今の番号に電話をかけて」と言い再度番号を言う。
私は言われるままその番号に電話をかける。すると副社長が自分のスマートフォンを取り満足そうに画面をタップしそれを耳に当てる。
「これが俺の番号だからちゃんと登録するように、メルアドは後でその番号にメッセージを送るから」
副社長は言いたいことだけ言って待たせていたタクシーに乗り込み行ってしまった。
帰り際、次のデートに誘われてしまった。
「あの……さっきも言いましたがまだ気持ちの切り替えができないというか……」
「そんな事なら安心しろ。俺が気持ちを切り替えさせるから」
お断りしようと遠回しに言ってみたがあっさり却下された。
しかしこの自信がどこから来るのだろう。でもこのぐらいの自信がなきゃ副社長なんてやれないんだろうな~~って悠長なことを言ってる場合じゃない。
ここはもう一度、丁寧かつストレートにお断りしなければと思い口を開きかけると「スマホ」と言いながら手を差し出してきた。
なんだと思いながらもスマートフォンを取り出すと「080-○○○○-××××」といきなり番号を言い出した。
「え、え?」
咄嗟の事でわけがわからず戸惑う私に副社長は「今の番号に電話をかけて」と言い再度番号を言う。
私は言われるままその番号に電話をかける。すると副社長が自分のスマートフォンを取り満足そうに画面をタップしそれを耳に当てる。
「これが俺の番号だからちゃんと登録するように、メルアドは後でその番号にメッセージを送るから」
副社長は言いたいことだけ言って待たせていたタクシーに乗り込み行ってしまった。