オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
もっと憎たらしい文面だったら抗議するところだけどなぜか憎めないん。

ぶっきらぼうで不器用。でも芯はやさしい。

いつの間にか私の心を支配して、失恋の痛みも彼なりのやり方で癒してくれた。

そんな彼に惹かれているのもわかってる。

私に必要なことは踏み出す勇気だけ。

【仕方ないから好きになってあげます】

と返信した。

すると間髪入れず返事が来た。

【上等だ。でもこれで遥は俺のもんなんだからな。覚悟しとけよ】 

私もすぐさま返信した

【望む所よ】

このやりとりに里香子は「頑張れ」私の肩をポンと叩いた
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