オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
大体何でこんな話を副社長室でしなきゃいけないのよ。電話でだってできるっていうのに。
「副社長、話は以上でしょうか?」
「かわいくねーな。もういいよ」
ふて腐れたながら立ち上がると副社長は自分のデスクに戻った。
私も立ち上がり副社長に一礼し、ドアの前でもう一度一礼する。
「それでは失礼いたします」
「……」
もしかして拗ねてる?今まであんなに上から目線の俺様だったのに付合う事になった途端小学生みたいなワガママを言っては拗ねている。
普段はびしっと決めてなんでもそつなくこなすのに、すごいギャップだ。
でもそれと公表するは全くの別問題だから!
「副社長」
「……なんだよ」
拗ねて顔も上げない。
「仕事が終わったらお電話いたします」
業務連絡のような口調で言ったが副社長の口元が緩んだのを見逃さなかった。
「副社長、話は以上でしょうか?」
「かわいくねーな。もういいよ」
ふて腐れたながら立ち上がると副社長は自分のデスクに戻った。
私も立ち上がり副社長に一礼し、ドアの前でもう一度一礼する。
「それでは失礼いたします」
「……」
もしかして拗ねてる?今まであんなに上から目線の俺様だったのに付合う事になった途端小学生みたいなワガママを言っては拗ねている。
普段はびしっと決めてなんでもそつなくこなすのに、すごいギャップだ。
でもそれと公表するは全くの別問題だから!
「副社長」
「……なんだよ」
拗ねて顔も上げない。
「仕事が終わったらお電話いたします」
業務連絡のような口調で言ったが副社長の口元が緩んだのを見逃さなかった。