オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
ハイスペックと付き合うということは思った以上に大変だ
「なんかドラマみたい」
休憩時間に里香子と会社の屋上で智也と里奈が付き合っていることを話した。
「ドラマであってほしかったよ」
私は大きなため息をついた。
「遙の10年付き合っていた元彼と妹は付き合い始めた。だけど妹はその彼が姉の元彼だとは知らない……か〜。でも遙は反対しているわけじゃないんだよね?」
私は間をおいて頷いた。
反対はしてない。でも賛成もしてない。
しかも結婚まで視野に入れているんだもん。
だからこそ心配なのだ。
きっと本当のことを知ったら私が黙っていたことを恨むだろうし、香奈自身も苦しむだろう。
うちの親がこれを知ったら複雑よね。
さてどうしたものか……
「ねえ」
「何?」
休憩時間に里香子と会社の屋上で智也と里奈が付き合っていることを話した。
「ドラマであってほしかったよ」
私は大きなため息をついた。
「遙の10年付き合っていた元彼と妹は付き合い始めた。だけど妹はその彼が姉の元彼だとは知らない……か〜。でも遙は反対しているわけじゃないんだよね?」
私は間をおいて頷いた。
反対はしてない。でも賛成もしてない。
しかも結婚まで視野に入れているんだもん。
だからこそ心配なのだ。
きっと本当のことを知ったら私が黙っていたことを恨むだろうし、香奈自身も苦しむだろう。
うちの親がこれを知ったら複雑よね。
さてどうしたものか……
「ねえ」
「何?」