オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
「違います。これ全部浩太郎さんが作ったのかと思ったらびっくりしちゃって」
だが浩太郎さんは首を横に振る。
「俺が?作れるわけないよ。チーズは切っただけ。このパテみたいなのはリエットと言って豚肉を使った料理だけど……これは肉料理の店をやってる友人に作ってもらったんだ。あとこのシチューは……ベルリバーのタンシチュー。期待させといて悪いが俺は盛り付けをしただけだ」
恥ずかしそうに頭に手をやる浩太郎さんだが盛り付けってセンスのいる作業だ。
同じ食材でも私にはこんなにおしゃれに盛り付けられない。
「でもすごく素敵です。目で楽しませてくれる浩太郎さんの盛り付けセンスは抜群です」
「なんか照れる」
浩太郎さんの顔がほんのりと赤くなる。
ああ、ギャップがまた女心をくすぐるのだ。
「次は遙の手料理が食べたい」
頰の赤みがまだ残る顔でお願いされたらやるしかないじゃない。
「普通の家庭料理しかできないけど……いいですか?」
「……ああ。楽しみにしてる」
嬉しそうに微笑む姿に私の胸はかなりうるさくなった。
だが浩太郎さんは首を横に振る。
「俺が?作れるわけないよ。チーズは切っただけ。このパテみたいなのはリエットと言って豚肉を使った料理だけど……これは肉料理の店をやってる友人に作ってもらったんだ。あとこのシチューは……ベルリバーのタンシチュー。期待させといて悪いが俺は盛り付けをしただけだ」
恥ずかしそうに頭に手をやる浩太郎さんだが盛り付けってセンスのいる作業だ。
同じ食材でも私にはこんなにおしゃれに盛り付けられない。
「でもすごく素敵です。目で楽しませてくれる浩太郎さんの盛り付けセンスは抜群です」
「なんか照れる」
浩太郎さんの顔がほんのりと赤くなる。
ああ、ギャップがまた女心をくすぐるのだ。
「次は遙の手料理が食べたい」
頰の赤みがまだ残る顔でお願いされたらやるしかないじゃない。
「普通の家庭料理しかできないけど……いいですか?」
「……ああ。楽しみにしてる」
嬉しそうに微笑む姿に私の胸はかなりうるさくなった。