魂が叫んでいるのに
□赤い糸
赤い糸なんて、ドラマや映画、漫画の世界… だよね?
CAとして1歩を踏み出した頃、 1本の電話が鳴った。
「文乃元気ぃー?」
中学時代のバスケ部の友人、カンナだった。健一君に一緒に電話したっけ・・。
カンナとは高校時代に1度か2度遊んだが、それ以降連絡もとっていなかった。
懐かしい・・
「私ね、結婚することになったんだ!!」
「えーつ! ホントに? そりゃ、めでたいねぇ。バスケ部第1号じゃん。」
(22で結婚かぁ。私なんかこれからって時なのに。)
「でね、 2次会に来てほしいんだ。 バスケ部の子みんな呼んでるから!!」
「OK!OK! 楽しみぃ」
「相手誰だと思う??」
「?」「私の知ってる人?」
「J中バスケ部だった相良さん。」
「エッ?エーーーーッ!!!(゜ロ゜ノ)ノ」
J中 相良さん。 あのT中学と決勝戦を戦った存在感バリバリ軍団!
そういえば、カンナは皆がT中学の選手をいいと言っている中、1人 J中のキャプテンがいいって言っていた。
そのキャプテンの相良さん??
「う、うそでしょ? 何で何で?どういういきさつで??」
その言葉を最後までいう前に
「あっ、それから その二次会に的場君来ると思うから‼ 楽しみにしといて‼」
「はぁ?」
「エーーーーーーーーーッ?????」
「‥‥」もうひとつ
「エーーーーーーーーーッ??????」
「何でエーーーーーーーーーッ??」
どういうことか?全く意味がわからない。
頭の中は完全にパニックだ。
電話を持つ手が震えた。
「どういう事?」
T中学の的場君とJ中学の相良さんが何で?
「相良さんて大江高校だったんだよ。だから的場君と高校は一緒」
何てこと!そうだったんだ。
「で、私と相良さんは高校は別だけど、卒業後に偶然出会うことがあって、昔ファンだったこととか話して意気投合してこうなったの。話すと長いけどね‼」
人生何が起こるかわからない。
中学時代のあの時から人生の歯車が静かに動き出していたなんて。
カンナ、スゴい‼ 自分がいいと思っていた人をしっかり落とすなんて。
そんな事より的場健一君に会える‼
あんなに会えそうで会えなかった人に。
今頃‥‥‥‥。
魂が震える。
何で?何で?いつも彼が‥‥‥‥
考えられない偶然が起こっている。
これこそが運命なの?
赤い糸‥‥‥‥‥‥
電話を切ってからも数時間心が落ち着かず
それから何かわからない涙がこぼれた。
どおして?‥‥‥‥‥‥
その言葉だけがずっとリフレインしていた。
赤い糸なんて、ドラマや映画、漫画の世界… だよね?
CAとして1歩を踏み出した頃、 1本の電話が鳴った。
「文乃元気ぃー?」
中学時代のバスケ部の友人、カンナだった。健一君に一緒に電話したっけ・・。
カンナとは高校時代に1度か2度遊んだが、それ以降連絡もとっていなかった。
懐かしい・・
「私ね、結婚することになったんだ!!」
「えーつ! ホントに? そりゃ、めでたいねぇ。バスケ部第1号じゃん。」
(22で結婚かぁ。私なんかこれからって時なのに。)
「でね、 2次会に来てほしいんだ。 バスケ部の子みんな呼んでるから!!」
「OK!OK! 楽しみぃ」
「相手誰だと思う??」
「?」「私の知ってる人?」
「J中バスケ部だった相良さん。」
「エッ?エーーーーッ!!!(゜ロ゜ノ)ノ」
J中 相良さん。 あのT中学と決勝戦を戦った存在感バリバリ軍団!
そういえば、カンナは皆がT中学の選手をいいと言っている中、1人 J中のキャプテンがいいって言っていた。
そのキャプテンの相良さん??
「う、うそでしょ? 何で何で?どういういきさつで??」
その言葉を最後までいう前に
「あっ、それから その二次会に的場君来ると思うから‼ 楽しみにしといて‼」
「はぁ?」
「エーーーーーーーーーッ?????」
「‥‥」もうひとつ
「エーーーーーーーーーッ??????」
「何でエーーーーーーーーーッ??」
どういうことか?全く意味がわからない。
頭の中は完全にパニックだ。
電話を持つ手が震えた。
「どういう事?」
T中学の的場君とJ中学の相良さんが何で?
「相良さんて大江高校だったんだよ。だから的場君と高校は一緒」
何てこと!そうだったんだ。
「で、私と相良さんは高校は別だけど、卒業後に偶然出会うことがあって、昔ファンだったこととか話して意気投合してこうなったの。話すと長いけどね‼」
人生何が起こるかわからない。
中学時代のあの時から人生の歯車が静かに動き出していたなんて。
カンナ、スゴい‼ 自分がいいと思っていた人をしっかり落とすなんて。
そんな事より的場健一君に会える‼
あんなに会えそうで会えなかった人に。
今頃‥‥‥‥。
魂が震える。
何で?何で?いつも彼が‥‥‥‥
考えられない偶然が起こっている。
これこそが運命なの?
赤い糸‥‥‥‥‥‥
電話を切ってからも数時間心が落ち着かず
それから何かわからない涙がこぼれた。
どおして?‥‥‥‥‥‥
その言葉だけがずっとリフレインしていた。