魂が叫んでいるのに
高校時代の私は非常に荒れていた。
母は離婚するちょっと前から子供達を育てる為に夜働いていた。
朝帰ってきて昼間は寝ている。そして夕方には出ていく。親子の会話はほとんどなかった。聞いてほしい話も出来なかった。
とても寂しかった‥‥‥‥。
高校2年。
母は男を連れ込む様になった。
いつの間にかその男は住み着いていた。
とても気持ちの悪いシルベスタースタローン似の顔の男でどうしても好きになれなかったが、害はなかったので我慢していた。バイトは親に禁止されていたが、言うことも聞かずにバイトをした。
毎日バイト、部活の練習、週末は遊び。
友達の家に泊まったり、オールナイトで新宿のディスコに行ったりで家に帰らないこともしばしばあった。
ある日、にせスタローンの男と話をしている時だった。男は
「俺の友達に的場という奴がいて、店やってるんだよ。そこの子が文乃ちゃんと同じ高校生だったと思うんだ。その子に会ってね‥‥‥‥‥‥」
((;゜∇゜)?エッ? 今何て? 的場って言った? そして会っただと?)
忘れかけていた思い出がまたよみがえってきた
「ちょっとおじさん、もしかしてその子って健一って名前? バスケットやってない?
この子じゃない?」
昔隠し撮りした写真を見せて問い詰めた。
「そえそう、バスケットやってるよ。文乃ちゃんと同じだなぁって思ったから。何だ、文乃ちゃん彼の事知ってるの?」
エーーーーッ!!
「知ってるも何も‥‥‥‥」
それ以上は言わなかった。何でこんな男に!
聞くところによると、にせスタローンと健一君のお父さんは親友でその方が自営でしている店にちょくちょく行くらしい。
私は にせスタローンに健一君の話をした事もなかったはずだ。なのになぜ‥‥‥‥
怖い偶然だ‼
七瀬さんにも確認した。確かにお父さんはお店をやっている。話の内容からも本人に間違いない!!
私はこの時にはっきりと運命を感じた意味がわかった。
これだ‥‥この事だったんだ。
だって、こんな偶然が続くなんて考えられない!
隣のクラスの子が健一君の幼なじみだったり、
ナオコが健一君の友人と仲良しだったり、
ふらりとやって来て住み着いた男が、たまたま健一君のお父さんと親友なんて!
何かある。そう感じざるえなかった。
私は にせスタローンにその店に連れていって欲しい!どうにか健一君に会わせて欲しいと頼んだ。
男は私との接点が出来たのが嬉しかったのか快諾してくれた。
しかし、程なくして母とにせスタローンは別れた‥‥‥‥。
別れ方が良くなかったので、約束を果たしてはもらえなかった。
お前は何しに来たんだ‥‥‥‥。
神様はなぜ彼の存在を近くに置きながら会わせてくれないんだ?
彼との運命を感じながらももどかしい気持ちでいっぱいになった。
母は離婚するちょっと前から子供達を育てる為に夜働いていた。
朝帰ってきて昼間は寝ている。そして夕方には出ていく。親子の会話はほとんどなかった。聞いてほしい話も出来なかった。
とても寂しかった‥‥‥‥。
高校2年。
母は男を連れ込む様になった。
いつの間にかその男は住み着いていた。
とても気持ちの悪いシルベスタースタローン似の顔の男でどうしても好きになれなかったが、害はなかったので我慢していた。バイトは親に禁止されていたが、言うことも聞かずにバイトをした。
毎日バイト、部活の練習、週末は遊び。
友達の家に泊まったり、オールナイトで新宿のディスコに行ったりで家に帰らないこともしばしばあった。
ある日、にせスタローンの男と話をしている時だった。男は
「俺の友達に的場という奴がいて、店やってるんだよ。そこの子が文乃ちゃんと同じ高校生だったと思うんだ。その子に会ってね‥‥‥‥‥‥」
((;゜∇゜)?エッ? 今何て? 的場って言った? そして会っただと?)
忘れかけていた思い出がまたよみがえってきた
「ちょっとおじさん、もしかしてその子って健一って名前? バスケットやってない?
この子じゃない?」
昔隠し撮りした写真を見せて問い詰めた。
「そえそう、バスケットやってるよ。文乃ちゃんと同じだなぁって思ったから。何だ、文乃ちゃん彼の事知ってるの?」
エーーーーッ!!
「知ってるも何も‥‥‥‥」
それ以上は言わなかった。何でこんな男に!
聞くところによると、にせスタローンと健一君のお父さんは親友でその方が自営でしている店にちょくちょく行くらしい。
私は にせスタローンに健一君の話をした事もなかったはずだ。なのになぜ‥‥‥‥
怖い偶然だ‼
七瀬さんにも確認した。確かにお父さんはお店をやっている。話の内容からも本人に間違いない!!
私はこの時にはっきりと運命を感じた意味がわかった。
これだ‥‥この事だったんだ。
だって、こんな偶然が続くなんて考えられない!
隣のクラスの子が健一君の幼なじみだったり、
ナオコが健一君の友人と仲良しだったり、
ふらりとやって来て住み着いた男が、たまたま健一君のお父さんと親友なんて!
何かある。そう感じざるえなかった。
私は にせスタローンにその店に連れていって欲しい!どうにか健一君に会わせて欲しいと頼んだ。
男は私との接点が出来たのが嬉しかったのか快諾してくれた。
しかし、程なくして母とにせスタローンは別れた‥‥‥‥。
別れ方が良くなかったので、約束を果たしてはもらえなかった。
お前は何しに来たんだ‥‥‥‥。
神様はなぜ彼の存在を近くに置きながら会わせてくれないんだ?
彼との運命を感じながらももどかしい気持ちでいっぱいになった。