その一枚にほんの少しの勇気をのせて
第1章
図書館からの帰り道。

一通のメールの通知に気が付いた。

『誰だろう?』そんな事を思いながら
メールを開けた。
「あぁ。」
と一言声をもらした。

そのメールには、こんなのが書いてあった。
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差出人: 倉橋由美香
宛先: 妃 恵美
ーーーーーーーーーーーーーーーー
エミ、教えてくれて本当に
あかりがと‼︎

香澄、親友だと思ってたのに、
私の事、陰で悪口言っていたなんて
マジサイテー

人って、信用できないってあらためて
痛感したw

あっ、でも
エミは、そんな事しないし
ちゃんと人の話聞いてくれるし、
最高の親友だよ‼︎

今日は本当にありがと❤︎
それじゃあ、
また、明日学校でね~
由美香
ーーーーーーーーーーーーーーーー

「いつまで親友、親友って言って、
友達ごっこしてんのよ。

そんなもの早く捨てればいいのに

ハァー面倒くさい…」

ボソッと言った、私のその一言は

きっと誰にも届かない。だろう…


あっでも、私も2・3年くらい前までは
友人ごっこ親友ごっこ、してたうちの1人だったか。






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