高校生の私と猫。
「お兄さ~ん!!」

私はいつもより遠くから話しかけた。



反応がない。

「あれ?怒ってる?急にお願いしたこと…。でもね、M美ちゃん、元気になったよ!スランプも脱出して!お兄さんのお陰だよね!」



「もしかして、疲れちゃったのかな?ごめんなさい。でも、本当に、本当にありがとう!!」



「これからは、あまりお願いしないようにします。でも、沢山またお話しよっ!それで、たまにはまた力を貸してね♪」



「お兄さんお疲れみたいだから、今日はもう帰るね」



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