高校生の私と猫。
黒いキャップ帽子の男の子。

弟と同じ班なので、一緒の写真が何枚もあった。

どの写真にも、少し違和感が…



「この子の足、光ってるよね。ズボンに反射テープがついてるとか?」

『いや、ついてない。この子、霊感があって、写真を撮るといつも光るんだって』

「なんだそれ?」


しかし、その言葉通り。お昼の写真、夕方の写真、部屋の中の写真まで足が光っていた。



「不思議な子だねー」

『うん、本人は気にしてないらしいよ。でもね、ここ…』



自然をバックに、班のみんながじゃれ合ってる写真。


その、奥。





一番奥の木の横に、
白い、オカッパ頭の着物の女の子が立っていた。

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