高校生の私と猫。
N子のお母さんは真剣な顔で、ウンウンとうなずきながらN子の話を聞いていた。


『だから、ね!タマが来てくれたんだよ!』

そう言って、N子が嬉しそうに笑った。

タマ…?



「あの〜…」

私は恐る恐るN子に話しかけた。



「タマって?」
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