涙のない少年
『…だめだ;;4匹分も思い浮かばない……
そうだ、オスの2匹の名前考えてください。私はメス2匹の名前考えますから。』
『えっ?!そんな……ボクだって思い浮かばないよ;;』
『じゃあ母校の名前付けたらどうですか?』
母校って……
彼女は親猫をママと名付けたときのような感覚で、なかば適当にボクにそう言うと、
すぐにメスの名前を悩み始めた
また眉をハの字にして。
ボクは何も言えないで、黙って名前を考え始めた