涙のない少年
しかし、考えても考えても
【母校の名前】って言われちゃったから
それしか思い浮かばない
しばらくして、彼女が笑顔で叫んだ。
『決~めたっ♪
先にオスくんの名前聞かせてください。何にしました??』
『え…?えっと…
ボクの母校、城陽高校っていうんだけど……』
『じゃあジョーくんとヨウくんですね♪
うん、いい名前!!』
彼女は満面の笑顔で頷いた。
『そっちは…?何にしたの??』
『えっと…白いのがサクラちゃんで、
まだら模様がモモコちゃん』
『…ぶっ!!●びまるこみてぇ……ふっ…ふははっ!!!!!』
真剣に悩んだ結果の命名された名前に、ボクたちはお腹を抱えて笑った。