元、悪女の幸せ探し

悪女な立場

ルーナは考えた


これからどうするかを…



「とりあえず、卒業まではあと5日。こっからが勝負ね」



ルーナは無事療養を終え、部屋に戻り、ゲームをプレイしていた頃を思い出していた


ゲームの4割は学園生活が舞台だった


その中でルーナは事あるごとにヒロインに突っかかったり嫌がらせをしていた


ゲーム内でルーナがヒロイン、ツボミに言っていた事や行いを懸命に思い出す



「やばいやばいぞ…さすが王女なだけあってやることが酷い…こうなったら悪女を演じるか…国外追放されてどっかの男と平和に暮らすのもありだけど…」



うーんと唸るルーナ


側から見たらあの、高飛車なルーナ王女が頭を悩ますなんて姿は考えられなかった



「よし、とりあえず更正したことにして、ヒロインと王子くっつけさせてとんずらするか」



いきついた答えがこうだった


自分が幸せになるためにはヒロインと王子をくっつけて自分はどっかの王子と幸せになればいいと考えたのだ



「そうと決まればヒロインに謝るかぁ。でも謝るって別に私がしたことじゃないしなぁ…」



とりあえず卒業まで悪女ルーナきなって、卒業後は更正しようと決めたルーナだった



「平和に終わりますように!!」



そう願いながら眠りについた
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