ロマンスがありあまる
パシッと両手で受け止めて、投げられたそれの確認をした。
「えっ?」
固形石けんだった。
よくわからない英語の表記が書いてあるラベルと専務の顔を見比べた。
「何で石けんなんですか?」
訳がわからなくて聞いたら、
「姉さんの彼氏さんがくれた。
オーガニック石けんなんだって」
専務は答えた。
「それをどうして私にくれるんですか?
お姉さんの彼氏さんがくれたならば、専務が使えばいいじゃないですか」
私がそう言い返したら、
「僕はそう言うのがよくわかんないんだ」
専務は言い返した。
「いらないんだったら捨てても構わないし、試しに使ってみて肌にあわないようだったら使うのをやめればいい」
そう言った専務に、私は手の中の石けんを見つめた。
「えっ?」
固形石けんだった。
よくわからない英語の表記が書いてあるラベルと専務の顔を見比べた。
「何で石けんなんですか?」
訳がわからなくて聞いたら、
「姉さんの彼氏さんがくれた。
オーガニック石けんなんだって」
専務は答えた。
「それをどうして私にくれるんですか?
お姉さんの彼氏さんがくれたならば、専務が使えばいいじゃないですか」
私がそう言い返したら、
「僕はそう言うのがよくわかんないんだ」
専務は言い返した。
「いらないんだったら捨てても構わないし、試しに使ってみて肌にあわないようだったら使うのをやめればいい」
そう言った専務に、私は手の中の石けんを見つめた。