ドキドキ同居しています
「とにかく!1年は365日もあるんだから、1日くらい私に時間作ってくれたっていいじゃない」

「理乃も!」

「365日のうち2日くらいいいじゃないの!
もしデートして、お兄さんに気に入られたら、もっとたくさんの日数、お兄さんとラブラブな日を過ごせるのね!ぐふふ……」

「智沙ちゃん、よだれが……」

「というわけで、茉莉香、がんばってね♪ ファイト!」


もうデートが決まったかのように浮かれている2人を見てると、何とかしてあげたい気持ちになってくる。

でも本当は。

私に優しく触れるお兄ちゃんの手が、他の女の子に触れるなんてすごく嫌で。
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