ドキドキ同居しています
その日の夜。

風邪薬が効いた私は、台所まで下りてゆき、

ダイニングテーブルで、蓮の作ってくれたおかゆを食べれるようになっていた。



「茉莉香の風邪が良くなってよかった。
ごめんな……」

テーブルの向かい側に座った蓮が、反省しているような表情で私を見つめる。


「蓮は……どうして私にキスするの?」

思い切って聞いてみた。


「茉莉香が好きだから……。茉莉香の恋人になりたいから」

まっすぐに私を見つめる蓮の瞳に怖くなる。
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