【短】大阪らばーず


こんな日を夢見てた。
予定よりは少し早いけど。


「関西弁教えてね?」


なんて、舌足らずに言われたら、もう頑張るしかないと思う。


大好きで、好きで、好きで…。



ほんまに、貴女に夢中過ぎて…。


「え!流星?!なんで泣いてるの?!」

「悠希ちゃんが、好き過ぎて…参ってるー…」


恥ずかしかったけれど、片手で潤んだ瞳を擦った。



あぁ、神様。
こんなにも、好きな彼女を幸せに出来るだけの、力を下さい。


愛情を溢れさせる、大きな器を下さい。


彼女のことを、これから守れるように。

もっともっと愛せるように。



Fin.

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