永遠に叶えたい愛がある。





「よ!お疲れ~」





「お疲れ様、紗英」





その男女と言うのは、勇人と早希で意外な組み合わせだった。




「なんで2人が?」




思わず目をぱちくり。




私は共通の友達になるけど、2人の繋がりはなかったはず。




「たまたま今ここで会ってね、ほら紗英から話は聞いてたから声かけてみちゃったの」




と可愛い笑顔で早希が言う。




「俺も紗英から話聞いてたから、なんか不思議と初めて話す感じしなくて」




と、よくよく勇人を見るとの鼻の下がのびている。



早希との会話が楽しかったんだろうなと悟った。




「そっかー、よかった」




まあ、いい出会いだったならよかったと思う。




いつかは二人が繋がるというのは自然なことだろうと思って、その時が来たら紹介しようと考えてたけど。





靴を履き替えながら二人の会話を聞いていて




なんとなくお似合いだなと感じた。





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