永遠に叶えたい愛がある。
ざわめく日曜日
「うわーーーー、やばいこれ」
ベッドに潜り込んで枕に顔を埋めると私はそう叫んでいた。
どうしたらいいのかわからないこの気持ち。
階下にまた勇人がいるにも関わらず、帰るなり私は部屋に閉じこもった。
“すき”
今まで関係のなかった私にこの2文字が急に舞い込んできた。
宗平のいろんな顔が頭の中に映し出される。
その度に胸がきゅーって締め付けられて、いてもたってもいられない。
熱くてどうにかなりそうだった。
コンコンーーーーー
ドアをノックする音が聞こえてきた。
「紗英、入るぞー」
勇人の声が聞こえる。
「紗英どうした?具合でも悪い?」
ガチャっとドアが開く音と同時にさっきよりも勇人の声を近くに聞いた。
「勇人~どうしよう」
相変わらず布団を被ったままの私。
「どうしたんだよ?なにがあった?」
そんな私に勇人は優しく声をかけてきた。
「…わたし」
もうこの身体中に詰まって、溢れそうな気持ちを吐き出すしかなかった。
「恋しちゃった…かもしれない」