永遠に叶えたい愛がある。
荒手の恋模様
私の心臓は16年目にしてやっと本当の機能を発揮したようだ。
まるで今まで存在していなかったように。
でも、ちゃんとここにあった。
トクトクと鳴り響く音。
ふわふわ
ぽかぽか
いつからか気づき始めたこの気持ちの延長線上には私の知らなかった温かみや音色があった。
すごく心地よい穏やかな感情。
なぜに宗平に感じたのかはわからないけれど、私の心がこの人だと叫んでいるような気さえする。
まだ出会って間もないのに。
初恋ってこんなものなんだろうか。