曇りのち晴れ
そんな私の変化にやっと気付いた親は神経科精神科に通わせた。

腕を切ろうとするとパシンッと叩かれ
私はリストカットを止められた
まるで生きる事まで止められたみたいだ。


久しぶりにユカに会った。会いたいと言ったのはユカの方。
会いに行って言われたのは


「生きてて良かった…」



でもそんな言葉さえ信じる心の隙間なんて少しも無かった。


ユカは唯一リストカットを無理に止めなかった。


「生きる事を逃げちゃダメだよ」



それだけ毎日伝えに来た。


ユカは中学を出た後働き就職。
私はあんなに不登校児だと罵られていたユカが輝いて見えた。
同時に私は何してるの?何やってんの?

自分を追い詰める言葉しか浮かばなかった。
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