混 迷
···雛③
次の日の朝
羚は、携帯をみながら
ブツブツ言っていた
『返事きてないな
電話もか、どうしたのかな』
「羚、今日までいてよい?
夜に葵が帰ってくるから。」
「ああ、いいよ。」
「ありがとう、お兄ちゃん」
と、言うと羚は、嬉しそうにしていた。
『クスクスっ、本当に
羚は、私に甘い。』
その日は、カフェに行ったり
雑貨屋に行ったりして過ごした。
羚は、余りアルコールに強くない
私は、怖い夢をみるからと
理由をつけてお酒を飲んだ。
羚にも進めて。
弱い羚は、
やはり寝てしまい
私は、ベットに寝るように手をかして
ベットに運び
羚の服を上だけ脱がせた。
羚の彼女にラインをした。
既読になると
そのぶんを消す
明け方になり
自分も上は、全て脱いで
羚にべったり
くっついて寝たふり・・
玄関の開く音
羚?と呼ぶ声を聞きながら
更に羚に引っ付いた
寝室のドアが開き
きっと、今、見ている
バタバタと足音
カチャンと音
ガタンとドアが閉まる音
ああ、出ていった!!
私は、ベットから降りて
服をもち
リビングへ
リビングのテーブルには、
羚が渡していたのか
鍵が置いてあった。
すると、羚の携帯にラインが・・・
《 さようなら 》と、だけ・・
私は、踊り出したい気持ちを押さえて
羚の部屋をでて
家に帰った。
その間、笑いがとまらなかった。