混 迷

···羚②



生きて⋅⋅⋅⋅⋅いて⋅⋅⋅⋅くれて⋅⋅⋅⋅⋅良かった⋅⋅⋅。

咲空に何があったのか
わからない・・・
病院にいた、あの男は?

羚は、何が、どうなっているのか
わからずにいたが・・・・

いつまで邪険にされ続けないと
いけないんだ。

咲空のそばにいれないなら
もう、日本にいても
しかたない。
と、思っていたら

「「兄さん、羚兄さん
   海外に行くって本当?」」
と、葵と雛がやってきた。
「ああ。」
「また、お袋か?
    あの、女!」
「葵、いいんだ。」
「ごめん、兄さん。」
葵は、俺が里さんに邪険にされる事を
酷く嫌がってくれた。

「雛がパパに言ってあげる。
パパは、雛のお願いは
聞いてくれるから。」
「嫌、いいんだ。
年明けたら、日本を発つ。」
「「そんなに、早く?」」

それからは、
三人で食事をした。
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