混 迷
※※真相②
···くだらない嫉妬が
「咲空は、怪我をした後
中々目覚めなくてね。
目が覚めてからも
羚からの裏切りと事故で
塞ぎ混んでいたの
でも、赤ちゃんがお腹にいると
わかってからは
赤ちゃんが、咲空の生き甲斐に
なっていた。
だけど、事故のせいもあってか
赤ちゃんは、とても小さくて
でも、必死に生きようと
頑張っていたから
咲空は、自分も頑張ろうって
だけど·····赤ちゃんは·····
咲空のお腹の中で亡くなってしまった。
咲空は、たった一本の綱を切られたように
食べなくなり⋅⋅⋅⋅⋅⋅
眠れなくなり⋅⋅⋅⋅⋅⋅
笑わなくなり⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
しゃべらなくなり⋅⋅⋅⋅⋅⋅
壊れていったの。
ベットに寝たきりの咲空を
みんなで交代交代に
付いていたんだけど
ほんの数秒の空白の時に
咲空は、姿を消して
おばさんが⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
見つけたとき⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
赤ちゃんの小さな骨が⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
入った骨壺が⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
おいてある⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅部屋で⋅⋅⋅⋅⋅⋅
咲空は⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅倒れていたの⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
血⋅⋅⋅⋅⋅だまりの⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅中で⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
一命は、なんとかとりとめたけど
目覚めて泣くの。
⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅そして⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅
それからは·····
⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅何度も⋅⋅⋅⋅⋅命を⋅⋅⋅⋅⋅⋅絶とう⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅としたの。
そんな咲空をみていて
おばさんも限界がきていて。」
「だから、こいつが
咲空に一緒に逝こうと
言ったんだ。
咲空だけでは、やりたくなくて
咲空に、辛い気持ちのまま
いってほしくなくて⋅⋅⋅⋅⋅⋅
こいつが、
自分の手首にナイフをあて
引こうとした時に
咲空が止めたんだ。
ずっと、誰ともしゃべらなかった咲空が
「やめて」と、止めたんだ。
あんたらの妹の下らない
嫉妬のせいで三人が犠牲になる
ところだったんだ!!」