混 迷
羚・・
突然俺の前から跡形もなく消えて・・
やっと、やっと見つけて
逃がすかと思い追うと
まさかの····事故·····
そんな矢先
親父からの海外への追放
俺は日本の全てが嫌になり
アメリカに経った。
だが、アメリカに行かなかったら
アルやサム達にも会えなかった。
腹いせに会社を起業をしたりとか
考えなかった。
だが俺をいつも支えて、
寄り添ってくれた
葵とアル達には感謝している。
彼らがいなかったら
再び咲空と一緒になることは
なかった。
今、俺の横で眠る
咲空の髪を撫でると・・
「······う‥‥‥ん····」
と、俺にすり寄ってくる咲空が
愛しくてたまらない。
俺は、再び咲空を抱き締めていると
俺達のベット横の小さなベットから
「‥‥フェ‥‥ン‥‥」と・・・
俺は、そっとベットから下りて
小さなベットに近づき
彼を抱き上げて
「目が覚めたのか
ママは、疲れているから
パパで我慢しろよ。」
と、言って颯(そら)を
抱き上げた。
颯は、にっこり笑うと
再び俺の腕の中で
眠りについた。
「なあ、颯。
あの子の分まで幸せなろうな。」
と、息子に話ながら
可愛い我が子の頬にキスをした。