芸能人の彼と普通の女子高生。
奏大さんの横に座りまじまじとその顔を見る。
やっぱり嘘みたいに綺麗な顔。
肌なんて私よりもずっと綺麗。
まつ毛も凄く長い。
今まで化粧とか興味がなかったけど、やっぱり奏大さんの横にいて似合うのは化粧も上手な綺麗なお姉さんなのかな。
「奏大さん、もう私、どうすればいいですか?」
「.....」
寝ている奏大さんに話しかてみる。
「.....今日、初めて告白されたんです。凄く驚いちゃって。でもきっと、奏大さんは凄くモテるから慣れてるんだろうな....」
「......」
こんなに整った顔立ちでスタイルも良くて優しい素敵な男性が放って置かれるわけがない。
告白なんていっぱいされるだろうし、口説かれたとしても、寝る頃には忘れちゃうくらい何でもないことなのかも。
私は告白されただけでこんなに動揺しちゃうのに。