芸能人の彼と普通の女子高生。
「.....どこまでも控えめっていうか。愛衣はもっと自信もって大丈夫だから。マネージャーの思い込みじゃない。本当のことだよ。愛衣と出会って俺、結構変わったんだ」
「変わった....?」
「まぁ、その辺は後でゆっくり話すよ」
「?」
なんだろう。
気になるなぁ。
「ねぇー!早く降りてきてー!お母さん寂しいーー!」
またしてもお母さんが大きな声で叫んだ。
「はーい!!!......寂しいって」
すっかり話し込んでしまった。
「行きましょう?」
「あぁ」
奏大さんはクスッと笑った。