芸能人の彼と普通の女子高生。







「それじゃ、ご馳走様でした。美味しかった」






「今日もお母さんが煩くてすみませんでした」






無事に食事も終わり、奏大さんを玄関先で見送る。







奏大さんは本当は店に食べに来るつもりだったから、という理由でお母さんにお金を渡した。





お母さんは最初は受け取れない、と断っていたけど奏大さんが決して諦めなかったため結局は折れた。






「仕事の前に愛衣に会えるのいいな」






「....そう言って頂けると嬉しいです」






奏大さん、結構ドキッとしてしまうような嬉ことをさらっと言ってくれるよね。





本心だとは思うし、嬉しいんだけど他の人にもそうなのかと思うとちょっと複雑な気もする。





< 173 / 218 >

この作品をシェア

pagetop