芸能人の彼と普通の女子高生。







静かに勉強をしてると時間はあっという間に過ぎていた。






夜の8時半過ぎ。






「愛衣ー、ご飯食べよー」






「はーい」






うちの夕飯は基本的にはみんなで一緒に食べるという決まりがある。





遅くなることもあるけど、家族の時間を大事にするって方針。





夕飯は作れる人が作る。





今日はお父さんだ。





「ご飯よそっておいてくれるか?」





「うん」






お父さんに言われて、皆のご飯をよそろうとした時だった。






ピンポーン






とインターホンが鳴り響いた。






「あれ、誰か来た?」






「悪い、ちょっとでてもらっていいか?」







火を使っていて手が離せないお父さんの代わりに私が出る。






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