芸能人の彼と普通の女子高生。
「.....愛衣?もー、またぼーっとしてる。疲れてるの?」
「あ、ごめんごめん。テスト疲れかな...?修学旅行も近いしさ」
「そうだよね!テスト終わればすぐ修学旅行だもんね!あ、でもその前にテスト最終日は愛衣の誕生日ってこと、私はちゃんと覚えてるからね!」
「ありがとう彩香。去年も祝ってくれたよね。凄く嬉しかったよ」
「もう1年かー、早いねぇ。あ、それでさ、今年は愛衣の誕生日、テスト最終日で早く帰れるじゃない?だから前言ってた映画見に行こうよ!その後は駅前に出来た新しいカフェ行ってさ」
「うわぁ、楽しみ!ありがとう、行くー!」
カフェは少し前に出来て、彩香と行きたいねって言ってたカフェだ。
映画行って、カフェ行けるなんて楽しみだなぁ。
「あ、でも夜はうちのお父さんがケーキ焼いてくれるみたいだからそれまでには戻らなきゃ」
お父さんは家族の誰かが誕生日の時、昔から必ず手作りでケーキを焼いてくれる。
だからお父さんが誕生日の時は私とお母さんがケーキを焼くっていう習慣がある。
「流石愛衣のお父さん。やっぱり今年もそうだろうなって思ったよ。でも学校はお昼頃で終わるし大丈夫だよ。楽しみだね!あー、早くテスト終われー」
「私も楽しみだなぁ」
今年の誕生日は本当に楽しみ。
でも、
一つ確認したいことがあった。