君の笑顔がずっと好き
「結翔、おはよう」
病室で、また本を読んでる結翔。
私は本はあまり好きではないから、真剣に読んでる結翔をすごいと思う。
「花瑠…?どうしたの?」
昨日と同じ、びっくりしている結翔。
そんな結翔が面白くて、愛おしくて、また胸が苦しくなった。
「用がないと来ちゃいけないの??」
少し残念そうに言ってみたら今度は慌てて「違うから!」って。
「来てくれてすげー嬉しいけど…花瑠は自分の時間大切にしないと」
「…大切にしてるよ。結翔に会うことが、私の楽しみ」
「…そっかあー。ありがとう」
ほら…また、悲しそうに笑う。
そんな顔、しないで……