君の笑顔がずっと好き
「…違うよ。ゆいくんの笑顔、好きだけどね、それだけじゃない。」

「ゆいくんの笑ってる顔も好き。」

「ゆいくんの優しいところも…好き。」

「ゆいくんの……一生懸命なところ………も…っ」





言い終わる前に、頭を結翔が優しく撫でてくれた。






結翔がそうする時は、私が──────





「……花瑠、お願い、泣かないで」


泣かないと決めてたのに、結翔はまだここにいるのに、何故か涙が止まらない。


嫌な予感をしたら必ず当たってしまう。


私のそれは、きっと結翔も知っている。


だから…言わなきゃ………












「ゆいくん……好きだよ。大好き。










ゆいくんは、私の……初恋の人。」





















私たちの、最期の春────────






2人でいれる春は、これで最期。















私は春が大嫌い。







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