セーラー服と恋模様。
私はシュン様ファンの女子たちの視線を感じながら、顔を隠す様にして下駄箱に辿りつく。
「りぃちゃん……シュン様と一緒に来たの?」
「あ、う、うん…なんか近所に引っ越してきたみたいで」
「テニス部の子に何か言われちゃうよ~」
「それは怖いね……」
芹香は純粋に私を気にしてくれているんだろうけど、そんなことでシュン様を避けたりするのって、何か違う気もする……。
人気者は大変だなあ。
「あ、百崎君だ。おはよう」
芹香の声で、凛太が来たことに気付いた。
凛太の下駄箱の場所は一番下。
またつむじが見えるぐらい体を屈めて、上履きを履き替えている。
……今日は寝ぐせついてる。
「おはよう」
って、寝ぐせに向かってあいさつした。
「りぃちゃん……シュン様と一緒に来たの?」
「あ、う、うん…なんか近所に引っ越してきたみたいで」
「テニス部の子に何か言われちゃうよ~」
「それは怖いね……」
芹香は純粋に私を気にしてくれているんだろうけど、そんなことでシュン様を避けたりするのって、何か違う気もする……。
人気者は大変だなあ。
「あ、百崎君だ。おはよう」
芹香の声で、凛太が来たことに気付いた。
凛太の下駄箱の場所は一番下。
またつむじが見えるぐらい体を屈めて、上履きを履き替えている。
……今日は寝ぐせついてる。
「おはよう」
って、寝ぐせに向かってあいさつした。