セーラー服と恋模様。
「…………」
凛太は私の手から紺色の傘を取って、ばっと広げた。
そして、私の頭の上に傾ける。
「帰るぞ」
傘で凛太の顔が見えない
相合傘じゃん、これ……。
凛太が歩き出すままに、小走りでついていく。
凛太が右側。私が左側。
ときどき、肩がとんって当たって恥ずかしいから、カバンを右側で持った。
「おい。邪魔なんだけどカバン。そっちの肩濡れるぞ」
「だ、だって」
……恥ずかしい。
なんでそんなに余裕なの。
なんで私だけ、こんなドキドキしてるの。
結局、カバンを抱っこする形で傘に入る。
腕も、肩も当たって、恥ずかしいよ。
こんなの、彼氏みたいだもん。
傘の中で、ちらりと凛太を盗み見てみる。
すると、凛太も同じように見ていて、慌てて俯く。
凛太も何も言わない……。
凛太は私の手から紺色の傘を取って、ばっと広げた。
そして、私の頭の上に傾ける。
「帰るぞ」
傘で凛太の顔が見えない
相合傘じゃん、これ……。
凛太が歩き出すままに、小走りでついていく。
凛太が右側。私が左側。
ときどき、肩がとんって当たって恥ずかしいから、カバンを右側で持った。
「おい。邪魔なんだけどカバン。そっちの肩濡れるぞ」
「だ、だって」
……恥ずかしい。
なんでそんなに余裕なの。
なんで私だけ、こんなドキドキしてるの。
結局、カバンを抱っこする形で傘に入る。
腕も、肩も当たって、恥ずかしいよ。
こんなの、彼氏みたいだもん。
傘の中で、ちらりと凛太を盗み見てみる。
すると、凛太も同じように見ていて、慌てて俯く。
凛太も何も言わない……。