セーラー服と恋模様。
からかわれてるような気がするけど、からかいには乗らないよ。
すると、シュン様はまたにこりと笑う。
「そういうところだよ。俺のことを好きじゃないところ」
「それ、マニアだね」
そう言うと、シュン様はぶーっと吹き出した。
「あは、あははは!マニアかぁ。そうかも」
肯定されてしまったけど、同い年の男子より大人びている王子の屈託のない笑顔は、なかなかかわいらしくて、私も笑った。
凛太のマンション前を通る。
出てくればいいなと思っていたけど、凛太は出て来なかった。
先に行っちゃったのかなあ。
ウサギの傘の話、してみたかったのに。
校門の近くまで歩くと、向かいから手を振る芹香の姿があった。
「りぃちゃーん!」
「おはよー!」
たたたっと駆け寄ってくるが、隣にシュン様がいるとわかると目が真ん丸になっている。
「おはよう、山本さん」
「お、おは…おはよう、矢吹君」
芹香は、私の後ろに隠れてしまった。
すると、シュン様はまたにこりと笑う。
「そういうところだよ。俺のことを好きじゃないところ」
「それ、マニアだね」
そう言うと、シュン様はぶーっと吹き出した。
「あは、あははは!マニアかぁ。そうかも」
肯定されてしまったけど、同い年の男子より大人びている王子の屈託のない笑顔は、なかなかかわいらしくて、私も笑った。
凛太のマンション前を通る。
出てくればいいなと思っていたけど、凛太は出て来なかった。
先に行っちゃったのかなあ。
ウサギの傘の話、してみたかったのに。
校門の近くまで歩くと、向かいから手を振る芹香の姿があった。
「りぃちゃーん!」
「おはよー!」
たたたっと駆け寄ってくるが、隣にシュン様がいるとわかると目が真ん丸になっている。
「おはよう、山本さん」
「お、おは…おはよう、矢吹君」
芹香は、私の後ろに隠れてしまった。